ワンセグステーション 3548A 小型のデジタルTV信号発生器でエリアワンセグ放送 |
本製品は、エリアワンセグ放送にご利用いただける小型のデジタルTV信号発生器です。 標準でHDD内蔵のTS発生器とISDB-T変調器を搭載しておりますので、本装置のみでイベント会場、大型商業施設など限定された地域での、映像・音声・データ放送の配信が省スペース・低コストで可能です。 ※本製品ご利用の際は実験局免許の取得が必要になります。 |
■背景
2011年4月に総務省ホワイトスペース推進会議が決定した「ホワイトスペース特区」の大半がエリアワンセグ関連
となっており、大学キャンパス、大型スポーツ施設、交通拠点、商業施設など多くの人が密集する場所で効率的に
情報を配信できる新サービスとして期待されています。
現状は,総務省から実験試験局の免許を取得して実施する「実験サービス」の位置付けで、今後制度化される予定
です。イベント会場等の自主放送、デジタルTVを用いたデジタルサイネージ等幅広いサービスを提供することが
可能になります。
■エリアワンセグとは・・・
・決まったエリア内(数100m程度)に、独自番組を ワンセグ放送
・各地域の空き周波数(ホワイトスペース)を利用
・視聴者が多数でも視聴に影響なし
・実験局免許の取得必要 (免許不要の微弱電波の有効エリアは30cm程度)
■製品特長
(1)出力チャンネルは以下の設定が可能
A:チャンネル設定
VHF:1 12ch UHF:13 62ch CATV:C13 C63chの任意の1ch内の部分受信帯域
(サブチャンネルは0 ~41chより選択可能)
B:周波数設定?
142.9571kHz(1/7MHz)ステップ(90.1428571MHz〜770.1428571MHzの周波数範囲内)
C:周波数設定?
125.0000kHz(1/8MHz)ステップ(90.0000MHz〜770.0000MHzの周波数範囲内)
※上記設定において±1/14MHzの範囲で0.1Hzステップによる周波数をシフトすることが可能
(2)出力レベル範囲:-40dBm〜+10dBm(0.5dBステップ可変)
(3)Ethernetを介して、本装置を制御することが可能(リモートデスクトップ)
(4)コンテンツを本装置内のHDDに転送することが可能
(5)コンテンツのスケジュール再生が可能
(6)専用のパケタイザ装置と組み合わせることにより、データ放送パケットの多重が可能
(7)通常の1+12セグメントコンテンツからワンセグ部分のみを抜き出してコンテンツ配信することも可能
(8)オプションで、内蔵HDDをより信頼性の高いSSD(Solid State Drive)に変更することが可能
(9)緊急放送再生のための接点入力端子を用意
(10)変調波は、1セグメント帯域と13セグメント帯域(1+12セグメント)を切り替えることが可能
※ただし12セグメントはダミーデータとなります。
(11)本体サイズ(突起物を除く) 250(W)x100(H)x334(D)mm
■構成
■トピックス
羽田空港第二ターミナル・福岡空港第二ターミナルでのエリアワンセグ放送実証実験にて1seg Stationが採用