KED-EXT102-SMG1
実際に運用されているソーラーの制御はインバータだが、学習キットでは出来ないのか・・・。
学習キットではマイコン制御から見DC制御を想定しております。
インバータの接続は原理的に可能ですが、多くの無理が生じます。
<補足>
・今回の制御回路にインバータを接続する場合
DCバス電圧 5-6V、出力電力 3W程度までと小さいため、DC6V→AC100Vは
20倍以上の昇圧となり効率は非常に悪くなります。
AC100Vの負荷をつないでもほとんど電流を流せません。
・VCENにインバータを接続する場合
VCEN-電池間はリレーによる接続/切断制御のみですので、
接続するインバータ側で入出力電圧の制御を行う必要があります。
※学習キットでAC100Vのインバータ出力を行うことは考えて設計していません。
実運用されているソーラー制御はDCDCコンバータです。
それを家庭で使うためにインバータでAC100Vを作っています。
通常機器と学習キットを一緒にして語ることはできません。
学習キットではサイン波形に似た信号がでる程度と思います。
・系統と接続した双方向制御について
制御回路が一方向のスイッチングのみを想定した回路となっており、双方向の制御には対応しておりません。
モーター→電池方向はスイッチング不可能。VCEN-電池間はリレー制御のみ。
※また、上記のインバータや外部電源などの接続においては、
制御回路・モーターの定格を超えないよう十分注意する必要があります。
定格の決定は白熱灯と太陽電池の組み合わせを基準としております。
学習キットの課題は、系統接続は想定しておりません。あくまで、学習キット内部環境での制御学習です。